セーフティネットの悪用を推奨する記事がXやThreadsに
私もよくX(旧Twitter)や、ThreadsなどのSNSを、見ることがよくあります。基本的に発信せず、楽しい記事やコメントを見て笑ったりしているぐらいの使い方なのですが、その中でAI副業など情報商材系と同じぐらい見かけることが多くなったのが、「失業保険を通常より多くもらう方法」などと称する、不正受給の推奨です。
失業保険は本来、倒産や病期など様々な事情によって、会社を辞めざるを得なくなったときに、生活に困らずに、新しい職場を探すことができるという生活を守るための大切な、保険制度です。
ところがこの制度の悪用を個人的にするだけでも問題ですが、まるで利用すべき制度のように、不正受給を推奨したり、手伝うことでお金を得たり、コミュニティに参加することを促すような投稿が目立ちます。
よく見るパターン
具体的に、失業保険の不正受給をどのように推奨するかというとですが、多いのが普通に失業保険の申請をすると貰える額は〇〇円だが、就職困難者のための制度を悪用して多く受給をするように誘導するコメントなどをよく見ます。
どうやって多く保険を受取るのか
失業保険は基本的に、会社に勤めている人は雇用保険を掛けている人に適用されます。そのため自営業や公務員などは対象外です。
これに加入をしていた人は被保険者の期間など、一定の条件はありますが、基本的には誰もが受けることのできる制度です。
しかし、失業といっても人それぞれ事情があります。自分から辞めた場合、倒産によって辞めざるを得なかった場合、病期や介護による離職です。
そのため、個々の事情に合わせて、保険の給付開始までの日数や、給付日数など条件が異なります。不正受給はこの困っている人を助けるための制度を悪用するものです。
有益情報を配信しているかのようなコメントに呆れる・・・
SNSで推奨される不正受給の方法として、医師の診断書を利用するものが多いです。事前に精神疾患のふりをして医師から診断書をもらうことで、就職困難者として待機期間の短縮と受給期間を伸ばす不正を、さも節約術や簡単にできる副業かのように宣伝しているコメントをよく見かけます。

これはれっきとした不正行為であり、実際におこなうことは勿論、人に勧めたり、コンサルや代行と称して請負うことは論外だと思います。
もし不正ということが分かれば当然、受け取ったお金は返さないといけません。それだけではなく、詐欺罪として罪を問われる可能性もあります。
しかもそれに対して、不正受給を推奨していた業者や、SNSの投稿者はその人が勝手に不正をしたこととして、何も責任を負うことはありません。あっさりと裏切られます。
制度の意味を考えてほしい
本来、この制度は本当に病期などで困っていて、それでも働く先をお金の心配をせず、見つけるための素晴らしい制度です。
ところが最近はこれをもらわないと損。お得にもらう方法。などと称して、医師を騙し、診断書を捏造することを勧めるというのは、保険を納めている人たちにも、病期などで困っているけれども必死に仕事をしている。探している人を侮辱する行為だと思います。
もし、あなたが仕事を辞めたときにこういったことを勧めるコメントや記事、推奨する業者などに出会った場合には決して関わらず、サイト運営者に通報して下さい。
この制度が長く、日本の働く人を支える制度として、残っていくためにも正しく利用されることを願います。

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