IT分野に関してのキャリアコンサルタント反省点

キャリアコンサルタントとしての経験の浅さを痛感

IT分野での転職、フリーランスを目指している方と面談をする機会があり、オンラインでのアドバイスを行いました。

その中で、私が感じた問題点と必要な知識や指導を仰ぐセカンドオピニオンの存在、失敗談を残したいと思います。

あくまでこれは私の意見であり、相談者の情報などは一切公表はしませんのでご了承ください。

IT分野といっても様々な業界がある。

私自身はエンジニアとしての勤務経験は浅い上に、知識のある言語が限られていました。そんな中で、相談者は今後の業界の見通しや、身につけるべきスキルなどについての不安を投げかけてきました。勿論、私の範疇を超えた内容もそこには含まれており、本来のセオリーとしては専門家への橋渡しを行うということが、キャリアコンサルタントとしての取るべき行動だったのではないかと考えています。

コロナ禍も落ち着き、最近ではエンジニアになってリモートワークがしたいという話はやや減りつつあるものの、未だに未経験からのエンジニア求人はあとを絶ちません。SNSでもインフルエンサーがこぞって教育業という名の情報商材を売りつける現状は変わっていないからこそ、私達、キャリアコンサルタントが研鑽を積み重ねることで被害の食い止めにもつながるのではないかと考えています。

未経験エンジニアの罠

求人サイトでは未経験からのエンジニア採用の求人をよく見かけます。ただ、気になる点が

といった傾向が見られます。20代ならまだやり直しがきくかもしれません。しかし、40代、50代となるとそうは行きません。しかし、求人にはそのようなことは記載がされていない傾向にあります。

営利企業ですので利益追求をすることは何ら間違いではありません。ただ、人を裏切ってまで行うことが健全なのかという点には疑問を抱かずにはいられません。これはLINEやInstagram、X(旧Twitter)での情報商材販売業者にも言えることではないでしょうか。

勿論、それらを購入することを否定はしません。ただ、再現性の低い出がらし商材に何万円というお金を支払い。更にリスキリングと言う名で国がそれを支援している構造はいびつと言わざるを得ないのでしょうか。

本当に働き手について考えるなら

まずは国が今すぐ、リスキリングの制度改革を見直すべきだと私は考えています。そのうえで我々、キャリアコンサルタントの研鑽と地位の向上が必要ではないのではと考えています。

キャリアアドバイザー、キャリア支援、似たような資格のない転職エージェントが報酬のために(勿論、顧客を考えていますでしょうが)幅をきかせる一方で、国家資格であるキャリアコンサルタントの活動は認知度も低く、更にはコンサルティングを行う側の収入が不安定(非正規労働)という歪さが解消されない限り、人材の不足は進む一方でしょう。また、株価と実態が伴わない失われた30年が更に伸び続けるのではないかと考えています。

まとめ

最初の話題からかなりそれた話となってしまいましたが、キャリアコンサルタントとしての自分の未熟さと世の中に必要とされているのだろうかという疑問の生まれる面談だったと私は思いました。

どんな仕事にも精通するキャリアコンサルタントはいないでしょう。しかし、一人でも多くの人が満足の行く仕事につき、人生を楽しむお手伝いができるような人間に育ちたいと考えています。

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