お金を貰いながらスキルアップ?求職者支援制度を利用しよう!

その授業料、高く無いですか?

学び直しやスキルアップを国が推進する中で世の中には様々な資格やスクール・学習書が並んでいます。勿論、選択肢が多いことに越したことは無いのですが世の中には転職活動やスキルアップ、再就職などを目指すもそれを補う為の学びの場、時間、お金が無い人がいることも事実です。世の中には50万円以上のプログラミングスクールや資格講座、ブラック企業から抜け出したいのに抜け出せない長時間労働による学習の時間確保の壁など様々な問題を抱えていますが選択肢がそれだけでは無いことをお伝え出来ればと思い国・都道府県などが提供しているサービスの内容についてお伝えしたいと思います。

求職者支援制度

求職者支援制度とは?
求職者支援制度は、再就職、転職、スキルアップを目指す方が月10万円の生活支援の給付金を受給しながら、無料の職業訓練を受講する制度です
訓練開始前から、訓練期間中、訓練終了後まで、ハローワークが求職活動をサポートします
離職して雇用保険を受給できない方、収入が一定額以下の在職者の方などが、給付金を受給しながら訓練を受講できます
給付金の支給要件を満たさない場合であっても、無料の職業訓練を受講できます
令和3年度は、全国で3万人以上の方が訓練を受講しています

https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/koyou_roudou/koyou/kyushokusha_shien/index.html

働く人がいなければ国はよくなりません。しかし、様々な事情や障害により就職先が低賃金長時間労働であったり、技術や資格がない為に就職活動を行う際、まず応募するというハードルすら超えることが困難な人、そんな世の中では一向に国は健全にはならないです。特に特定分野に関しては今後の需要急増なども見込まれ募集に対して応募が全く無いということもありますがそれも労働環境や資格の有無などによる賃金格差、都市部と地方での企業の数、賃金、問題は山積みです。

また、最近では学び直しに力を入れると宣言をしている国ですが実際のところその学ぶ場を享受できるかどうかというところでも大きな溝が出来てしまっているでしょう。そうとは言え何もしていないという訳ではありません。その一つがこの求職者支援制度です。

2023年4月からバージョンアップする求職者支援制度

2023年度4月からの見直し

この制度自体はずっとあるのですがなかなか条件が厳しく利用ができる人も限られていました。今回、多少の改訂が行われまだまだ足りていない部分はあるものの少しずつ人がその人らしく働ける場を得る為に制度改革は継続されていくと思われます。

特にせっかく、頑張ろうと職業訓練の支援をスタートさせたとしても給付を受ける為に様々な制約から完走すること無く元の位置へ戻ってしまい前に進めない。アルバイトやパートから抜け出したいけど条件に当てはまらない。そんな人達が一人でも多く完走し生きていくこと出来ることがその人にとっても社会全体にとっても必要かつ絶対だと私は考えています。

この制度の対象者となる人

とは言ったもののこの制度を享受できる人には条件が存在しています。
まず受講の条件として

  • ハローワークに求職の申込みをしていること
  • 雇用保険被保険者や雇用保険受給資格者でないこと
  • 労働の意思と能力があること
  • 職業訓練などの支援を行う必要があるとハローワークが認めたこと

上記四点に該当することかつ給付金の対象者は更に絞られます。給付金を受けて受講をする人は主に該当する人として

  • 雇用保険の適用外の離職者
  • フリーランス・自営業の廃業
  • 一定額以下の収入のパートタイムで働きながら、正社員への転職を目指す方など

と言った条件が付きます。また収入額や世帯年収なども条件に入って来ますので誰でも10万円を

ただ給付金が受けられないだけで職業訓練自体は無料!今だけではなくずっと無料で受けることができます。よって上記給付に該当しないから辞めておこうとは思わずスキルアップや資格の取得を目指す方は是非、一度ハローワークで訪ねてみることをオススメします。また、ネットからも受講募集中の案内を見ることもできますしカリキュラムを確認することもできますのでハローワークに行くのは面倒だなという人も手元のスマホで検索だけでもしてみると良いでしょう。

とにかくどんな訓練があるのか知るだけでも大違い

訓練のコースは下記URLから調べることが可能です。ご自身のお住まいの地域や隣県で行われている訓練を確認してみてまずは「これは自分が挑戦したいかな?」と思うものを見つけたら最寄りのハローワークに相談に行くと良いでしょう。その際に必要なことや他の新しい情報も入手できるかもしれません。相談員の方の質にもよるかもしれませんが目安として名刺に「キャリアコンサルタント」の記載がある方であれば対応は丁寧に行ってくれるケースが多いイメージです。逆に正規職員(何故かキャリコンは非正規が多い気がする・・・)はこれは私の独断と偏見ですがハズレ率が高いイメージです。根気よくスクラムを組んで歩んでくれる方に当たるのが一番の近道なのかもしてませんが・・・

https://www.hellowork.mhlw.go.jp/kensaku/GECA150010.do?action=initDisp&screenId=GECA150010

但し、実情だけは知っておこう

いいことばかり言いましたがこの制度にはいくつかの問題も存在することは間違いないです。


これは最初に引用させて頂いたサイトにも記載の通り受けるコースによって男女比や年齢ごとに受講割合が全く違いますしコースによっては就職率ははっきり言って完走者であっても決して高いとは思えません。介護系が70%台なのに対しITスキルは50%台、一見するとIT分野でも70%後半台かと思えば「女性就職率」との記載が・・・。また住んでいる地域により受ける事のできる講座の種類や人数、会場、質もマチマチとなっている点も改善が必要でしょう。

しかし、それは有料の民間スクールで学習をしたとしても同じかもしれません。そして結局は自分がどうなりたいのか?どう変わりたいのか?その為に何を選び何を捨てなければならないのか?この辺りを考えた上でなければ完走かつ次へのステップアップに繋がらず「どうしてこうなんだ」「こうしていれば」と言う自分に対する内向きの暴力が働いてしまいます。

それを避ける為にはまず自分の今を確認というところに結局戻ってきてしまいますね。

そのお手伝いが必要であればご相談に乗らせて頂きますのでいつでもどうぞ。

最後は営業のようになってしまいましたがまず何かに挑戦したいと思ったとき、それをサポートする機関がこの国には備わっています。社会はまだまだ厳しいですがありがたい事に国はまだ優しい方です。
それに甘えて見るのもあなたにとって良い人生を見つける一歩かもしれません。

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